母に教えられたこと

母が風邪を引いて熱を出してから間もなく2週間になるのに、なかなか回復しない。
電話の声も元気がなくて、何も食べたくないという。
若ければ気にもしない風邪だけど、80歳を過ぎた高齢の母には、酷くすると命の危険さえ出てくるのでたかが風邪と笑い飛ばすこともできず、心配で何も手につかない状況だ。
離れて住んでいるので、唯一気持ちを繋ぐ手段は電話である。
先週行ったときに持っていった携帯電話が、大活躍してくれている。
具合が悪くても、いつでも傍に持っていられるからである。
これで24時間いつでも繋がっている。これはとても心強いらしい。
これが今の母には何よりの命綱でもあるようだ。

その母がきょう嬉しいことを言ってくれた。
「自分でも病気を治そうと頑張らないといけないんだね。頑張って治すからね」
そう言えば、ある病院の待合室に「病院は、あなたの病気を治すのを手伝う所です」という言葉が貼ってあったのを思い出した。
本人が治そうと努力すること・・・これが一番大事なようだ。

先程「生うどんを1玉全部食べれたよ」と電話があった。
それを聞いて、飛び上がるほど嬉しかった。
食べられるようになれば体力もついて元気になるね。

辛くても、生きることは闘うことなのだとまた一つ母に教えられた。

母に教えられたこと_b0031558_20394813.jpg

by fujiryujin | 2004-10-15 20:58

気ままに撮った写真と気ままなおしゃべり


by fujiryujin
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